【ロスト・バケーション】海は広いな、鮫は怖いな
映画レビュー
『ロスト・バケーション』(2016)
監督:ジャウム・コレット=セラ
主演:ブレイク・ライブリー
観るの2回目なんですよ。
1回目は今年の1月に観たんね。
その時はレンタルで借りて観たんやけど結構面白くて、
Amazon先生でBlu-rayの廉価版が出てたのでついポチッと。
話の大筋は単純やし覚えてるけど、面白かった印象が強かったので、
結構早い段階で2回目の視聴となりました。
鮫映画好きなんですよ。
鮫。
海ってただでさえ恐いじゃないですか。
確実に運動能力が制限される不利な環境の中、さらに圧倒的な力で襲いかかるっていうね。
超安全な場所(リビング)で観る鮫映画が大好きです。
鮫映画って結構好きな人多いですよね。
好きな人が多いが故に乱発されすぎてBどころかC、D級映画も山盛りですわ。
いや、まぁあれはあれで面白いんやけど。(シャークネードとか)
あっちはエンタメ方面としての好きで、鮫映画はスリラー的な方面がタイプです。
同じ方面的な映画やと、『オープン・ウォーター』の1作目が特に好き。
※続編も全部観たけど、やっぱり1作目が素敵。
あれは夜中に部屋を真っ暗にして独りで感覚を集中して観てると絶望感が半端無いです。
特に鮫に囲まれたシーンでは鳥肌がめっちゃ立ちました。
けどあんまり人気が無いんかBlu-rayで発売してないっぽいんですよね。
売ってたら保管用に絶対買います。
で、この『ロスト・バケーション』も同じ方向性で結構恐い。
独り(とカモメ)で助けが来ない状況下で、っていうのが絶望を煽ります。
映画のオープニングでは綺麗な景色と綺麗な海、
サーフィンのプロモーションムービーが続きながら時々お尻に癒されて。
そして、
→臭そう、、
→え、痛ッ!
→あぁぁぁぁぁぁ!!!!
→寒い、、、
→カモメたん、、、!
→痛ッ!!
→はよ助けろや!!!!
→痛ッ!
→クラゲ痛ッ!!
てな具合に話が進みます。
終盤はナンシーのガッツに拍手喝采する映画です。
最近、極限状態の主人公が諦めずに勝ち残るってストーリーが増えてきた気がする。
特に女性の主人公。
『サプライズ』とか。
なんやかんやハッピーエンドが望まれるんでしょうかね。
けど、そもそも鮫ってこんな一人の人間(獲物)に対してこんな長時間張り付くもんなんでしょうかね。
いや、まぁ途中で鮫消えたら映画にならんねんけどね、、、
なにはともあれ、ナンシーもカモメたんも無事助かりますので、
ハッピーエンドしか受け付けない!という頑固な方がいらっしゃいましたら、
ぜひ安心してご覧ください。
75点/100点
もっと追い詰められても良かった。